✙贖罪日記✙

裸眼とえくぼが自慢

山田朗史「大事な話」

皆さんお久しぶりです。

クリコンから二週間が経ちましたね。

僕は無事卒論を提出できました。

















さっそくですが本題に入ります。






















もうご存知の方もいらっしゃることかとは思いますが























卒コンを二ヶ月後に控えたこの時期にして























このサークルを去ることにしました。


























多方面に迷惑をかけている自覚はあります






















でも、もう限界でした。























自分がこの時期にサークルを突然やめることに納得がいかない人、意味がわからないという人、酔った勢いで計画性も無く辞めたと誤解してる人のために理由をまとめておこうかと思います。遺書だと思ってくれれば幸いです。僕にそれほどの価値を感じてない人は見るだけ無駄なのでここでブラウザバック推奨です。たぶん辛くなるので。




























・周りの人間関係のトラブルを近くで見るのが苦痛。身近な友人と友人があれやこれやで疎遠になったり、同じ空間にいられなくなってしまうことが多かった。それを近くで見えてしまう距離感にいたこともあったから、どうしようもなく耐え難かった。


・その反面、トラブルを起こす彼らに嫉妬もしていた。どんなに人を騒がせても、迷惑をかけてしまっても、俺なんかよりサークルの人たちに受け入れられ、愛されているように見えたから。


・自分も人のことばかり言えず、今年は周りを騒がせるようなことしてることへの自己嫌悪があった。


・自分が人間として、男として、ギタリストとして認められている、受け入れられてもらえている実感が沸かないことへの絶望感。


・何も知らないで自分よりも居心地が良さそうに過ごしている後輩も嫌いだし、代で群れているだけの同期も嫌いだから居場所がなかった。


・代の人たちは俺が代の遊びや企画(誕生日会とかBBQとか)に参加するのは当たり前だとすら思ってたんだと思う。

「(参加者スタンプ押してね、の投稿に)スタンプ押さないの?」との発言多かった。


参加しても別に馴染んでるわけではないから遊んでても気づいたら一人だった。

自分は都合のいい人数合わせとして貢献できているのかなと思いながら参加してた。


・それでもサークルからある意味孤立している?代をどうにかしようとしている人たちがいた、その人たちに俺もお世話になってたから協力しようとしてきたつもりだった。


・でもそれが当然のこと?誘われたら参加するのが協力の意思表示だったけど、途中キツくなって誘いを断るようになってから他の人に「なんで最近逃げるの?」「甘えるな」

「もうあいつはいいよ」と言われたときは自分の今までの行動が無駄だったと悟った。彼らは俺が意思表示することを望んではいなかった。


・代の中でも共演NGな組み合わせが存在することは先程も話したが、その都合上遊びに来れなくなってしまう人もいた。

そこから結果的にに仲間はずれになってしまった人間に平然と声をかけて馴れ合えれるのが理解できなかった。


・去年クズフェスを企画したけどほとんどが参加してくれないどころか裏で色々言われてたのが辛かった。人望のなさというか、本当は自分がどのような立ち位置だったのかこのときに初めて理解した。


・新歓外演、どうやらコピー元が新歓向きではないから出れなかった(新入生受けがよくなさそうというふわふわした根拠)、それでいて休部してる人がいるバンドが通った、下級生だけのバンドも通った等、納得がいかなかった。


決めた人に直接的何を言っても決定事項は覆らないだろうし話す労力も無駄だと思って泣く泣く飲み込むことにした。


・「9mmなんて新歓外演で見たいと思う?」


・後輩から「できれば自分のバンドの歴稼ぎのために夏合宿であきふみさんのバンドは出るのをやめてほしい(被ってるメンバーが1つの出番に絞れないから)」という圧力をかけられ、本当に出すのをやめようと思った。


・後輩ですら自分のことを都合よく家畜扱いするのかと落胆した。


↑それぞれのエゴとエゴのぶつかり合いでしかないこのサークルの各ライブの仕組みの真理を身を持って知ったことで、エゴで他の人のバンドを潰してきた証とも言える多くの継続バンドが嫌いになったし見ていられなくなった。


・自分が同じようにエゴを通すことで他の人の夢を潰してることも耐えられなかった。


・だから大嫌いな継続バンドがでる、いわば周りが貫き通してきたエゴの集大成ともいえる卒コンなんて地獄でしかない。


・部員も口を開けば歴だ絞りだとサークルのルールに洗脳されていて気味が悪かった。


・バンドの演奏が盛り上がる条件が「コピー元がメジャー、または音友でよく受け入れられている」「音友で人当たりがよく人気のメンバーがいる」ということなのは明らかなので、自分の出番なんてコピー元が受容されていなければ盛り上がらないし、盛り上がってもそれはコピー元か他のメンバーのおかげだと思って素直に楽しめなかった。


・上の理由でゾンビみたいに演奏を見られていると、いくら個人練を詰んでバンド練でうまく合わせられてもステージ上で萎えてしまって100%のパフォーマンスが発揮できない。ピックを握る手にも力が入らない。


・↑でもこれはある意味自分の実力、努力不足というかなんというか。周りの需要に答える努力をしなかった。馴染もうとしなかった。個人練もバンド練も自己満足の域を出ていなかった。でもこれ以上何かしなきゃいけないとなると気が遠くなりそうだった。もともと人当たりがよくて、ミーハーなバンドが好きな人が羨ましかった。


・↑ステージに立って観客を見ることが怖くなってしまった。他の演奏を見ていた誰が居ないとか、こいつはどんなこと考えて自分たちを見てるかだとか、すべてわかってしまうから。


・盛り上がらないこと等、心のどこかでそのコピー元やメンバーのせいにしてしまう自分がいること、どんどん音楽が嫌いになってしまうことが苦痛だった。


・好きだったのに一時的に聴けなくなったコピー元もあった。


・どんなに割り切ろうとしても人間関係と音楽を分けて考えることができなかった。


・そんなだから難しい曲に挑戦しては弾ききれずベストギタリストも普通に逃したんだ。


・ましてやクリコンアンケートは「ベストむっつり1位」「ベストブロガー3位」のみ。

ごめん、即シュレッダー行きだった。


・いくら今年サークルにあまり参加してないにしても他の人はもう少しまともな賞をもらってた印象。


・しまいには飲み会でむっつりの発表時にはたいへん盛り上がったそうじゃないですか。

4年間過ごしてきて最後の最後に残ったのはただの都合の良い笑い者のレッテルだった。


・たかがアンケート、されどアンケート。

でもこれはある意味このサークルで自分がどう思われてるかの指標だからこの程度だったのかとショックなものはショックだった。


・『楽器が下手で、笑い者』

意図してないとはいえ、最後に自分に対してそのレッテルを貼った人たちの前で演奏なんてもう絶対にできないと思った。


・ただ都合よく笑い者になるために4年間近く頑張って、いろいろ我慢しながら続けてきたわけじゃない。


・一年生のときからずっとそう。「笑い者」か、話題にすら上がらない「空気」か。最後まで変わっていなかったんだと思う。


・今ではサークルの空間にいるとき(部会やライブ中)たまに場面緘黙症(特定の条件下で言葉がでてこなくなる精神病)じみた症状を発症することがある。

みんなとうまく喋れない。言葉が出てこない。言葉選びがうまくできない。


・結論、『自分が全く楽しくないどころか嫌なことばかり積み重なって行く中、自分より楽しそうな他の部員を見ること』『何を我慢しても、どんなに努力をしても何一つ報われないし認めてもらえた実感が得られないこと』『どんなに尽くそうとしても、自分は言われたとおりに芸をする都合の良い犬畜生程度にしか見なされていなかったこと』が一番苦痛だった。


以上が理由です。

全部エゴです。






















今更掘り返すことでもないかもしれない。


















でも、ここ一年位で自分に起こったこと、他人からされたこと、全部忘れたことはなかった。許せなかった。

























いや、厳密に言うと全部その気になれば許せてしまう自分がいた。





















でもプライドを捨ててこれらをぜんぶ許してしまうと、極端な話サークルの誰かに身内を殺されたとしても許せてしまうと思った。

そうなったら自分は人としての尊厳を失ってしまう。



















一つ一つは少し不快なくらいの出来事だったけど、積み重ねた結果我慢ができなくなった。だから事象一つを責めているわけではないことを理解してほしい。
























ここまで、お得意の被害者ヅラ構文でお送りしました。異論あればどうぞ。




























ともあれ、自分と同じような経験をしてサークルをやめてしまう人が増えないことを祈ります。



























これを見てまだ俺を笑える人の中には「あいつサークルやめたら居場所なくね?」と言う人も居るのかもしれない。



























でもね、自分を偽ってまで、全て嫌いになってしまった居場所に留まり続けるくらいなら、俺は死んだ方がましなんだ。























最後に、こんな俺が少しでも居心地が良くなるようにしようとしてくれた数少ない友人たち、引き留めようとしてくれた人。

今まで本当にありがとう。

何も恩を返せず、場だけ騒がせてここを去る俺をどうか恨んでください。


皆が俺に与えてくれた「音友ブログ」という武器で「復帰する」という、自分自身と音友を繋いでいた首にあたる部分をはねたところで筆を置かせていただきます。















それでは良いお年を。






















そしてサヨナラ。

お元気で。